結婚相談所より

 いろんなお見合いを見てきた人間として、いろいろ気づいたこと。

①女の人のほうが何を着るか考えなきゃいけないからややこしい。

 男の人はたいていスーツなんだけど、女性だと「その場に相応しい服装」とか、指定が漠然としているのよね……

 おすすめの格好は特にないけど、黒を着るのはやめたほうがいい。よっぽど気合を入れて着る、エレガントな総レースのドレスなら別だけど(それはむしろいいと思う)単にクローゼットにこれしかありませんでした、みたいな黒はよくない。

 相手を拒絶する、威圧感のある色なので避けてほしいな……というお話。

②相手を置いて行く人がいる。

 オレ様タイプの男の人で、レディーファーストをまるで考えない人に多い。

 待ち合わせ場所からお見合いの場所に行くまで、自分のペースでツカツカ歩いて行って、一度も後ろを振り返らない。これは見ていて「あ、もう無理だわ」と思う。

③相談所のスタッフがなんでもしてくれると思ってる。

 無理。逐一案内してリードを取って、手取り足取り指示を出さないと「本当に」「その場から一歩も」動かない人がたまにいる。そんなに積極性がないんじゃ、この先いろいろと心配ですわ、お客様。

 せめて相談所の職員に手と視線で促されたら、そっちに足を出して歩くくらいのことはしてほしい。言葉であちらへどうぞと言われるまで待ってるのは、悪いけどめちゃめちゃ鈍くさく見える。

 

 続けようかな、このシリーズ。

現場からは以上です

 洗濯機がいきなり水を吐いた。びっくりして修理の人を呼ぼうかと思ったけど、スマホで調べたら「ホースの接続を確認しましょう」と出てきて、その通りいじったらなんとか動いた。知識の共有って素敵。

 これで修理を頼んだら、いくらかかかっていたんだろうと思う。知識にアクセスできるということは節約になるのだ……

 すごく打算的なことを言えば、数字に強くて機械に明るい人がパートナーになって助けれてくれたらいい。税金の申告とかまったく面倒じゃないよー、みたいな。そういう高尚な雑用ができる人って、婚活市場でもひょっとして需要があるんじゃないか。結婚相談所で働いてると、どうしてもそんな方向に考えが行ってしまう。

 「たいていの機械は、壊れたら自分で直すことができます。奥さんの手を汚すようなことはありませんし、修理費もかかりません。僕と結婚するのは経済的です」みたいなことをプロフィール欄に書くのはどうだろうか……

 それで食いついてくる女性がいるかどうかはともかく、これだけは言える。自慢話(県大会一位です!とか。AO入試じゃないんだから)よりはずっといい。

試験管ベイビー、いいんじゃない?

 試験管ベイビーがもっと進化すればいいと思っている。

 現段階では、体外受精したあとお腹で赤ちゃんを育てる女性が必要だけど、その過程すらも科学が肩代わりしてくれるなら、セックスや出産が「人間にとって不可欠なイベント」じゃなくなる。いつでも好きなときに子どもを望める体制が整えば、少子化だって今よりマシになる。あるいは体外受精の費用を安く抑えて普及させるとか。

 もっともそんなことは、とっくに頭のよい方々が考えているのかもしれない。 生命の領域に科学が踏み込むのは倫理的に考えていかがなものか、という戸惑いはあるけど、それでも実現したらいいと思う。

 周囲の女性たちは「子育ては経験したほうがいい。自分の子であることにこだわらないなら、里親としてでも」と言うから、ふーんと思って聞いている。孤児院とかから引き取るのかしら。ああいうところで暮らすのは大変だろうなって思うから、お金持ちで不妊治療するくらいなら、どこかの子どもを引き受けて育てるって手もあるのに、自然妊娠が一番!って考え方は、結構な数の人を苦しめてるんだろうな。

ミドルもシルバーもランウェイを歩いて!

 「東京ウィメンズコレクション」が見たい。「ガールズコレクション」ではなく。

 10代から80代まで、いろんな年齢の女性がランウェイを歩くファッションショー。

 

 いまのファッション界って、若い人たちに偏り過ぎじゃないかなあ。ミドルの女性がランウェイを歩いて、なぜいけないの?80代のおばあちゃんだって、かわいく生きていけるんだって見せるのも、ファッションの世界にできる素敵な魔法じゃないの?

 40代、50代のかっこいい女性たちを見られたら、私だって「将来あんな風になりたい!」とか考えて、いま買っているような安い若者向けのブランドじゃなく、ちょっとお高めのメゾンだって目に入るようになるだろう。

 アパレルの世界にとっても、悪い話じゃないと思うな。

 

 とにかく見たい。Tokyo Women's Collection。おしゃれはヤングだけのものじゃない。

やることやるのがシゴト。仕えることじゃない

 森鴎外の「妄想」を読んだら、この頃はシゴトを「仕事」じゃなく「為事」って書いてるのね。これでいいと思う。

 昔の表記のほうが「やるべきこと」くらいのニュアンスで決して「他人様にお仕えすること」っていう意味はない。そういう感じのする「仕事」はおかしい。やることやってればいい。

 日本人は神様ですら労働するから勤勉でよく働くんだ!みたいに言う人いるけど、違います。江戸時代の人々なんか全然はたらかない。男の人がふんどし一丁で子ども抱いてる絵だって残ってるぞ。あいつらヒモかフリーターだぞ。そのくせ文化的には非常に恵まれていた時代だぞ。江戸ピリオド。

 同性愛は日本の伝統に合わないって言った人いたね。でもそれって、宣教師が広めた話でしょ。どこらへんが日本なの?それはクリスチャンの伝統だよ?ついでに勤労の美徳とかもきっとね。

 だから、日本人だからよく働くなんてことはない。仕事は単に「やること」。

他人のことが「わかる」わけがない

この世の中には、何一つ想像だけで済ますことのできるものはない。どんなにつまらぬことでも、想像だけで済むものなんか一つもないのだ。僕たちの予想も許さぬ一つ一つの細かなことが無数に存在し、それが集まって、あらゆるものができているのだ。

リルケ『マルテの手記』

 

 「人の気持ちになって考えてみなさい」と叱られたことが誰しもあると思うのだけど、いかに他人に感情移入したところで、わからないものはわからないというのが実感だ。背の高い人がどんな風に街の風景を見ているか知らないし、鬱病の人にとって世界がどんなに暗く見えるかも知らない。想像したところで、あくまで想像だから実情には追い付かない。

 でも、想像しただけでわかった気になってしまう人もたくさんいることは確かで、そっちのほうがよっぽど危険だと思う。私には、コンビニで働く人の気持ちも妻に不倫された男性の気持ちもわからん。その代わり、その人たちだって、結婚相談所で働くっていうのがどんな気分かわからないだろう。

「年齢を突きつけられる?ああ、わかるよ。でも大したことじゃないよ」

なんて言われたら、ほらわかってないって思う。だってそれが四六時中続いてるんだよ。わかるよって同意するくらいなら、あなたも一緒にしょっちゅう苦しんでくれなきゃ。

 そういうわけで、私は他人に安易に共感なんかしない。またするべきでもない。想像はできても、本人の思いは本人だけのものだって、お互いに了解し合える人と生きていきたい。

コラボ希望!桜田通×ユニクロ

 桜田通は、自分の名前を冠した服やグッズをデザインする俳優なのですが。

 彼のファン層……女の人たち

 グッズ買いそうな人……男の子たち

 という感じで、完全に市場のミスマッチが起きていると思うのね。

 だって、彼の作ったブルゾン(真っ黒なやつ。背中にライオン?の柄が入ってる。ちなみに¥25000)、完全に男の子の憧れを詰めたカッコいいロックンロール系であって、ファンの女の子があれ買って着るの勇気が要ると思う。

 他のグッズにしたってそうだけど「男の子が男の子のためにデザインした」ものをファンの女の子に宣伝してどないするん?黒ばっかやで?彼氏が着てくれたらいいな、とは思うけどさ。

 私の好きな青年がユニクロラバーなので、是非ユニクロ(かGU)とコラボしてほしい。特に、あの黒いブルゾン。価格を抑えて男性向きに販売すれば、絶対(今よりは)売れる。

 そういう、見え見えな市場のミスマッチって、どこに報告すればよくなるのかな。