読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

木嶋佳苗から思うこと

 木嶋佳苗という殺人鬼、ひとつ気になる点があります。格好は男ウケのする清楚な服装で、声がかわいくて、それでいてデブスだった。彼女はブログをやっていたけれど、そこには一度もブスという単語が出てこない。「私の外見をあれこれ言う方々って、一体なんなのかしら。心が荒んでいるのかしら」みたいなコメントはあっても、具体的にどんな罵倒の言葉があったか書いていない。なるほど、と思う。

 友人に、ひきこもりのニートがいた。鬱病パニック発作てんかんを発症して、今も状況は変わらないらしい。が、彼女のツイッターのプロフィール欄には、そんなことは一言も書いていない。四六時中ツイッターに貼りついていることから、なんとなく勤め人ではないのを察することができるけれど、その素性に関しては何も書かれていない。「演劇が好き」「この俳優好きな人、フォロー歓迎」みたいな「趣味に生きている私♡」だけが伝わってくる。どうしていつも自称していたみたいに「クズのヒキニートです」「うつ病患者の不細工です」って言わないんだろう?彼女が実際、自分で認めていたことなのに、他人にそう見なされるのは嫌なのだろうか。

 欠点は、認めたほうが楽になるんじゃないか。役に立たないこと、美人じゃないこと、それを言葉にするのは、そんなに怖い?でも、それを認めようとせずに、男で埋めようとした木嶋佳苗は殺人鬼、無能を認めない彼女は無職のひきこもり。それを見るたびに、私は自分がそうはならないようにと祈ってしまう。