読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ホテル・ニューウェーブ

 ホテル「アンダーズ東京」は衝撃的。今までのホテルって、「マナーはヨーロッパに学ぶもの」「ホテルスタッフはメイドか執事」という態度できたのに、ここは違う。アジアの客も多いせいもあって、スタッフが客のマナー(ナイフとフォークを完璧に使うこと)を見張る雰囲気は全然ないし、挨拶もフレンドリーで、さらには制服らしい制服がない。これって大きなことだよ。ヨーロッパベースの時代が終わってる。

 あけすけな言い方をすれば、「金持ちで」「ヨーロッパルールをよく知らない」「快適に旅がしたい」層を狙って、上手に取り込んでる。そういう時代なんだなあ。

 90年代から、アジアは旅行先になるだけじゃなく、海外に旅行者を送り出す国々になった。日本はその先駆けだ。昔なら、旅行者=欧米人だったのを、アジア各国の経済成長が完全に塗り替えることになった。それなら、旅行客を受け入れるハコのほうも変わらないと、客が離れることになるんだよね。だいたいホテルでのルールって欧米ルールなんだけど、今そんなことを言っていたらシェアを取れない。客の大半が中国人だったりするから。マナーを教える人たちって、だいたい「ヨーロッパでは」「イギリスでは」って言うけど、そういう知識を独占して優位を獲得する時代は終わりつつある。

 アンダーズのいいところは、客のスタイルになんでも合わせてくれるところ。食べ物からチェックインの場所まで。このホテル、チェックインカウンターがないのだ。ホテルに入って、適当にそこらへんの椅子に座っていると、スタッフがタブレットを持ってきて声をかけてくれる。そこでチェックイン完了。おもしろーい。

 別に泊まったわけではなく、ちらっと入っただけだけど、新しい流れを実感させてくれたホテル。要チェックやわ(byスラムダンク