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ゲルマンジョーク

 『ドイツ人のバカ笑い』を読んでる。生真面目な国民性で知られるドイツだけど、欧米の国らしくジョーク集がある。あっさり「欧米」と括ってしまったけど、もちろん「欧」と「米」の間には隔たりがあって、同じ白人だからと一括するのは横暴だ。ドイツの人は、アメリカ人のやることが派手でやりすぎなのを苦々しく思うこともあるらしく

米人「うちの農場を車で一回りしようとすると、五日もかかるんですよ」

独人「私も以前持ってましたよ、そういう欠陥車」

 このやり取り。あちらさんのユーモアのいいところは、短くてぴりっとしてるところですかねえ。もっとも、日本でも吉田茂

「何を食べておられるんですか」

「人を食っています」

 とかあるけど。彼は確か、イギリス仕込みなんだよなー。なんにせよ、どこの国でも「うまいこと言える」人はそれだけで注目されるわけで、そういう能力を鍛えるために落語を聞くのもいいなと思う。NHKの「落語 THE MOVIE」は、映像で落語の世界が体験できるから時々見てる。寄席に行くのは気後れするな…。噺の下手な人にあたったら、時間とお代を損してしまうと思うと、それくらいならYouTubeで探すか、となってしまう。あと、本で読んでもおもしろい話はおもしろいから、ライブで聴けなくても不自由しない。

 ゲルマンジョークでもう一つよかったのは

「神は死んだ――ニーチェ」「ニーチェは死んだ――神」

 神の圧倒的勝利感がじわじわくる一品。