ミニマリストになれない

 「無印で部屋を揃えちゃうとか思考停止」みたいに書いたことはあるが、無印良品は好きだし、お世話になってもいる。そのコンセプトも素敵だと思う。ただ、そこに全面的に同意して、自分で考えるのを止めてしまうのはおかしいと感じるだけで。

 片付けや断捨離がブームだけど、いまいち波に乗り切れない自分がいる。少ない物で暮らせたら、部屋は綺麗だし気持ちもいいだろう。だがしかし。語学の参考書はどうしたって手元に欲しいし、同じく辞書だって紙媒体で欲しい。ミニマリストの人たちはキンドルで本を読んでいるみたいだけど、目を酷使するのは辛い。アナログな人間にミニマリストは無理かもしれない。電子辞書を持っているのに、紙の辞典をまた買っちゃうくらいだからな。とにかく、まず本が多い。

 服はそれほど必要ないけど「毎日これを着たい!7着揃えます!」というほどの吹くにはまだ出会ったことがない。一目惚れと同じ原理で、出会った物を一着買って、着て、好きだったら着続けて、そうでなかったら処分して……。さすがに1シーズンだけ着て捨てるってことは(滅多に)しないけど、最近の服はすぐ劣化して買い替えるように作られているせいで、二年も着たらボロが出てくるものが多い。欲を言えば、気に入った服は10年は着たいから、そういう作りにしてくれればいいのに。

 言い訳はたくさんあるけれど、とにかくミニマリストには向いてないらしい。たくさんは要らないけど、無過ぎても困る。どこで満足するかの落ち着けどころは、いろいろ探っていくしかないんだと思う。