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フランス選挙の途中経過

 ドイツの新聞「ディー・ツァイト」Die Zeit は、極右政党ルペンの躍進を危惧しているみたいだけど、このところの報道を聞いてるとそれもうなずける。選挙戦はルペンがリードってどういうこと。

 ここまでのまとめ。男性候補者のマクロンは「フランスよ、共に」Ensemble, la France ! がスローガンで、マリーヌ・ルペンのほうは「フランスよ、選択のときだ」Choisir la France を掲げている。27日に行われたアミアンでの演説は、マクロンを出し抜くように先手を打って出たルペンに軍配が上がっている。なぜなら彼女は労働者を擁護することに長けているからだ、少なくともマクロンより。リストラされた労働者たちにしてみれば、エリート臭の拭いきれないマクロンの顔なんて見たくないだろう。アメリカ大統領選が懐かしくなるような光景ですな。

 いまdie Zeitを見ているけど、マクロンは「EUには改革が必要」と言っているから、どちらにしろEUには変化があると考えられる。組織改革か、フランス脱退か。

 もしEUからフランスが抜けるようなことがあったらどうなるんだろう?ルペンがトップに立てばそれもありうる話だし、何より高校生はじめ若い人たちが「ルペンもマクロンも嫌だ」って騒ぎを起こしているフランス、みんな苛々して冷静さを失ってないか。極右か、それ以外か、選択肢はそれしかない。とにかく投票に行きなよ。

 フランスはもともと「自分たちは特別、独特、別格」っていう選民意識にも似たものを強く持ってる国で、だからこそ文化的な優位を築いてこれたわけだけど、これは政治の話だ。特別と孤立は別の話だし、せめてイギリスと同じ轍を踏まないことを祈ってる。