痴漢の思考回路を考える

 痴漢に遭った女性に対して「お前がそんな格好をしているから悪いんだ」「派手な服は男を誘っている」というのは定番の責め言葉だが、それっておかしくね?ベルギーで「セクシーな服を着ることは、性的暴力を容認することじゃない」として尻軽女行進っていうのがあったけど、その主張には全面的に同意する。そして、なぜそんな行進をわざわざしなくちゃならないのか、問題はそこだ。

 痴漢の思考回路はきっと「この女は露出が高い。男を誘っている。オレに触ってほしいんだ」なんだろう。一方の女性は、彼氏とか同僚とか、あるいはセクシーさを張り合う友人相手にその服を着ている。あるいは、ただ単にそういう格好が好きだから、憧れている歌手と同じ格好だから…etc、いろんな理由があるだろうけど、恐らく「お前のことなんか誘ってない」ってのは共通していると思う。その可能性を考えずして「この女はオレにアピールしている」と信じる、思い込みの強い人が性犯罪を犯す。

 だから、被害者側に「露出を控えろ!」というのは無駄だ。性的アピールなんて人によってツボが違う。清楚なロングワンピースに興奮する人だっているし、長ズボンを見て触りたいと思う人だっているんだから、どんな格好をしたってリスクがある。警察はもっと「彼女が誘っているのは、痴漢のあなたではありません」と、加害者側に釘を刺してほしい。「現実を見ましょう。彼女がそれをみせたい相手は、狙っているイケメンの同僚です」とか。