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VRにかけている希望

 バーチャルリアリティが進んだ世の中なんだから、いつか仮想空間で、自分専用の美術館が作れたらいいなー。モナリザを置いて、上村松園を置いて、建物を突き抜けるようにダヴィデの像を置くんだー。

 VRが切り開く未来が良いものかどうか、よくわからない。でも、良くも悪くも人に新しい自由をもたらすのだから、その時に備えて何をしようか考えておくのも悪くない。

 まず、会社が導入して社員に「仮想帰宅」をさせる……これはお断りだ。家にいる家族とは、リアルで会って話したほうがいい。人と人とは、変な話、ムカついたら殴れる距離にいるのがいいと思う。デジタルの利点は、遠くの人とも繋がれることじゃなくて、いつでもぶった切れるところにある。例えば、ブロックすれば関わらなくて済むようになる、LINEやTwitterみたいに。生身の人間と会うことはそれだけリスクを冒していることになるけど、だからこそ、信頼できる人間だからリアルで会えるんだっていう事実を忘れずにいたい。

 第一、会社に泊まり込んで仮想帰宅っておかしい。普通、逆でしょ。仮想出勤だったら話はわかる。VRで出勤できれば、満員電車とも渋滞ともバイバイ。こっちなら、実現すればいいと思う。そうなったら、きっと人々は自分のアバターを作って出勤させることができるようになって、スーツを着る必要がなくなり、電車で化粧をする必要だってなくなる。

 なんて書いてたら、早くそういう未来が来ないかなーと待ち遠しい。