将来、何になりたい?

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 「将来、何になりたい?」という小さい頃によくされたあの質問、大人になってからむしろちゃんと考えたい。今の能力や持ち駒がすべてだと思わないで、これから手にできるものだってたくさんあるんだから、年齢や境遇を理由に「自分はこの程度のもの」と決めるのは嫌なことだ。その考え方がどれだけ人の創造力にストップをかけるかわからない。今まで現れなかった才能については目に見えないからわからないだけで、「自分はこういう人」という決めつけのせいで世に出なかった才能に、どれだけ素晴らしいものがあったかは計れない。

 哲学を勉強したとき繰り返し言われたのは「人とはすなわち可能性のこと。自分という定まったものはどこにもない。私たちは皆変化し揺れ動き、常に可能性を持つ不安定な存在」ってことだった。「安定」って誰もが求めるもので、生活の安定は最低限必要だと思うけど、精神的な安定は求めすぎるとつまらない奴路線まっしぐらだ。

 いま持ってるものがすべてじゃない。問題は、これから何が欲しいか、それを手にするために何をしてるか、本当にそれだけ。私の欲しいものはひどくぼんやりとしているから「将来どうしたい?」と聞かれてもうまく答えられないけど、凝り固まった人にはなりたくない。それには、興味のある分野を広げるのがよさそうだ。そういうわけで、撮りも撮られもしない写真について調べ始めた。モデルでもないのに、ポージングの勉強をしてる。これからは、グラビアを見る目が変わるかもしれない。