シンデレラバストに思うことなど

 シンデレラバストっていう言葉を聞いたのはだいぶ前。AAA~Aカップ向けのかわいい下着?を指すらしく「男性目線で自分を見るのはもうやめよう。胸の小ささを気にしない、小振りなのは素敵なこと」というコンセプトだったかと思う。言われてみれば、胸が大きいことに価値を見出すのは男性寄りの視点だわな。スレンダーな体型は、それはそれでいいこと。

 豊胸手術をする人たちは、小振りな胸をコンプレックスに思ってするのだろうけど、それって本当に自分自身のコンプレックスなんだろうか。仮に「もうちょっと胸があれば、どんな服も綺麗に着こなせる!絶対に〇カップ欲しい!」と信じているのなら、その人は手術しても後悔しないだろう。でも、自分が思う架空の男性のフィルターを通して自分を見て「もうちょっと胸があったらモテる」と思うなら、それはやめたほうがいいんじゃないか。誰かわからない人に植え付けられた劣等感なんて、もともとなくてもいいもので、何かの拍子に消えるかもしれない。それよりも、男性は巨乳が好きと一括りにして考えることのほうが問題ではないのか。

 私も大きいほうではないから気持ちがわからないわけじゃないけど、自分の体を嫌って作り変え始めたらキリがないのだから、受け入れるほうがずっと楽だと思う。整形も豊胸も、したい人がするのはいい。でも、その裏にあるコンプレックスが自分から出たものなのか、他人に作られたのものなのかはちゃんとわかっていてほしい、と思う。