「おっぱいノート」について

 そういえば「おっぱいノート」っていう、おっぱいの写真が下地に使われている帳面があるらしいが、売れ行きはどうなんだろう?「世界一アイデアが生まれるノート」というコピーが正しいかどうかは、使った人を調査しないとわからないと思うんだけど、試作の段階でそういう結論が出たんだろうか。

 おっぱいを嫌いな人はいないと思う。赤ちゃんの頃には、誰もが触って安心したり母乳を飲んだりしたわけで。仮に哺乳瓶で育っていたにしても、あの柔らかい触り心地を嫌って言う人はいないんじゃないだろうか。その安心感が着想の源なのか。しかしアイデアを出すためにそのリラックス感が必要だというのであれば、実物を触るか、でなければ触覚に訴える、おっぱいらしき何かが必要なのではないか。写真だけでアイデア生まれるかなあ……。

 とはいえ、このノート、発想は素敵。なんにしろ、あの丸みを帯びた形といい、柔らかな感触といい、これぞ平和の象徴って言っていいくらいのボディパーツだから、いやらしさを排した状態で、もっと日常に溶け込んでくれたらいいのに。

 なにせ私は女性の体を綺麗なものだと思っていて、だからこそ商業的に卑俗的に利用されることは嫌だ。女の人の体は本来、もっと美しくて聖なるもので、性欲の処理に利用されるためにあるわけじゃない。性が聖と結びつく、その境地を忘れたらいけないと思う。