車のない世界を夢見てる

 長い前置きをするなら。車がとても便利で、生活必需品なのはわかる。日本の経済復興を支えたのが自動車産業だっていうのもわかってるし、今まで移動に車を使った回数は数えきれない。車を安全なものにしようと日々努力している人々がいることも認める。そのための法律がたくさんあることも知っていて、それでも、言いたいことがある。

「車のない世の中がいい」

 車が趣味だって人は、走るためだけの道を作って使えばいい。

 テロで亡くなる人の数より、交通事故で死ぬ人のほうが多い。法整備が進み、安全な車を作る努力が進んでも、それは変わらないだろう。自動車の絶対数が多すぎる。車がなくなれば、少しは安全な社会ができる。「安全な」つまり死ぬ危険性が低いってことだ。

 車からは排気ガスが出る。肺ガンが増えたタイミングが、自動車の普及に伴っているように見えるのは私だけではないだろう。エネルギーを使い、人が直に呼吸する空気を汚す。たぶん、田舎と都会での両方の暮らしを体験すれば、みんな気づく。肌の荒れ方が全然違うこと、車が多いところのほうが肌も髪もダメージが大きいこと。肺の方も恐らくはダメージを受けていること。

 そんなことは皆わかっていて、便利だからと目をつむってきた。それってなんだか「日本の経済成長のためには公害もやむをえない」って論調に似ているね。

 私には夢がある。車に代わる、もっと平和的な移動手段ができて、世界から車が消えること。道でヒヤッとせずに済む社会が出来上がること。それは今でこそ夢物語だけど、ひょっとしたら実現するかもしれないんだから、希望を持って生きよう。

 いまの移動手段のほとんどは電車で、あとは歩くようにしてるけど、痩せるし体力がつくし本当におすすめ。