中年のルサンチマンを誰か解消してほしい

 世の中の大体のものがエリートの既得権益のためにあるんじゃないかという考えに捕らわれながら生きてる。大学受験の時の小論文の出題がどうだったかなんてもう忘れたし、海外比較をして日本を下げるやり方は好きじゃないけど、「フランスがバカロレアで「労働は人間を自由にするか」なんて問題でがっつり書かせて試験してるのに、日本はこれで大丈夫なのか(大丈夫じゃない)」と思った受験生時代のことはきっと忘れない。

 頭のいい人、発想力の豊かな人、才能のある人はたくさんいる。いるのに、上層部に彼らを使うだけの器量と余裕がない。今の日本の問題と言ったら、それしか思いつかない。先進的な制度なり考え方なりを取り入れるのは勇気の要ることだ。今までの自分の苦労が否定されるのは誰だって嫌だし、若手だというだけで自分が被ってきた理不尽な経験をせずに済むのは気に食わないかもしれない。「私だけがいじめられるのはおかしい」という理由で、いじめを受けた人間が誰かをいじめ返すのと似ていて。でも、そこのルサンチマンをどうにかこらえてもらわないと、社会が発展しないんですが。

 「若手に優しい人って、男前で度胸があって素敵ですよね!」というおだてあげをする用意は私にもあるから、中年のルサンチマンを上手に解消し、なんとかして彼らの恨みつらみから来る不具合を解消できないか。あなたが過去にされたことの痛みは理解できるし、その時かかわった人々が無能だったのだ、あなたは悪くない。だからせめて、自分の後輩に同じことをしないでほしい。そういうメッセージと、中堅どころにいる欲求不満の人々を受け入れる場所が「切実に」必要。