なんか変、っていう些細で大事な感情

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 何を検索していたかはともかくとして、真ん中の「濃い髭」の広告はなんなの。ホモって言葉が差別用語なのがひとつ、そしてゲイの人の外見に対する偏見、そして女性が濃い髭を嫌がってますよ、というある種の決めつけ。関係のない人間を不愉快にしてまで何を宣伝したいのだ、あなたは。コンビニの成人誌なんかより、唐突に出てくる差別と偏見のほうこそ自粛してほしい。コンビニはいいよ。「ここにいかがわしいものがありますよ」ってスペースを区切っているから。でも、こういう広告は前触れなしだから、より不快感が強い。

 そういう違和感は、スルーしてしまえばそれまでなのだけど、違和感は押し殺し続けているといつか本当に消えてしまう。学生時代は「どうして制服なんか着るんだろう」「なんで男子の名前のほうが、いつでも女子の先の記載されるんだろう」とか考えるのに、喉元を過ぎれば熱さを忘れて「学校ってそういうものでしょ」と言うようになる。おかしいものはおかしいのに、違和感を無視して、そうして問題に気づかずに腐っていく。女子のポニーテールを禁止できてしまうような学校の制度なんか、思考停止の象徴だ。

 「何か違う」「何かおかしい」と思う本能というか感情は、リスクを取るに値するものだ。自分のプライドなり社会的評判を賭けてでも、変なものは変だと言い、是正しようとすることはすごく大事で、実際にやるには躊躇があったとしても、違和感を大切に持ち続けることくらいはやめたくない。