メルシーベビーの日常ブログ

美容、音楽、趣味のブログ。生きやすくなるヒントも書いていきます。

黒い食器が売れた理由

 ノリタケの「ホワイト・パレス」シリーズは1996年に誕生して今に至るらしい。平成生まれというとことがすごいね。こんなクラシックなデザインで。今まで廃盤になっていな以上は、それなりに支持があったということで、わたしは何もこの国に絶望しなくてもいいのかもしれない。

 茶器関係で記憶に残るのが、ウェッジウッドの「ブラック・バサルト」シリーズで、名前の通り真っ黒なカップ、真っ黒なティーポット。飲料広告とかに関わる人ならわかると思うけど、食卓関係のものに暗い色を使うことは珍しい。暖色系を使って温かさや美味しさを演出するのが普通で、黒はまずありえない。でもこのシリーズは売れた。

 当時のイギリスで優雅にティータイムを楽しめるのは上流階級の人々だ。彼らは、外で働く労働者層とは違って日焼けしていない白い肌を、上流の証と考えていた。だから、ご婦人方の白い手を引き立たせる食器としてブラック・バサルトは愛好された。これを開発した人は本当に賢いな。

 ノリタケのホワイト・パレスにそこまでの意図はないだろう。でも白と金色で演出された「清潔さ、気品、安らぎ」というメッセージは伝わってくる。買う人はまんまとそれに乗せられて買うわけだけど、こんな風に乗せられるのは悪くない。