適材適所

 少し気取った店にいる人たちが、他人を無言で押しのけながら商品を見るのに対して、場末のスーパーでは陳列棚の前にいる人に「前、すみません」と一声かけながら品物を手に取る人がいる。なんやろなあ、これ。

 コンビニでも、肉体労働をしている感じの人ほど爽やかにお礼を言って、小綺麗なサラリーマンほど態度が悪いって話を聞く。実際に働いてたわけじゃないから確かなことは言えないけど、ありうることだなーと思って。どうせならよいお客サマになりたい。

 私見だけど「ちょっといい店」に入るような人は、自分をよく見せたくてたまらなくて、そこらへんの他人に頭を下げるっていう発想がないんだろう。それが例え「すみません」の一言であっても、誰かに譲歩するってことが許せないんだと思う。実名を挙げると「とらや」の店舗にいる中年女性なんかにその傾向が強い。商品を見ていれば無言で押しのけてくるし、前の人の会計が終わってないのに、自分のカゴをレジに突っ込んでくる。

 「とにかくワタシにいい思いをさせてよ!」っていう、みっともない絶叫。まるで乞食だね。

 ハイクラスな文化は、ハイクラスな人のものだ。生活中流、内面下流の人間が割り込んでくるような場所じゃない。住み分けはできたほうがいいと思うな。ダイヤモンドは宝石箱、ゴミはゴミ箱。いまの日本の中流層って、ぶっちゃけ一番ダメかもしれない。