メルシーベビーの日常ブログ

結婚相談所の語学オタク 

いい買い物だった本

 『物語のティータイム』を読んでいます。岩波書店

 本に出てくる、いろんなお菓子が載っていて、読むだけで幸せになれる。「読むだけで幸せになれる」ってスピリチュアルな本のコピーみたいだけど。おいしそうな写真がたくさん載っているだけで非常に健全です。おいしいは正義。

 これは基本、イギリスの児童文学に出てくるティーフーズを扱ってるから、翻訳の話も出てくるので二倍おいしい。『ナルニア国物語』でエドマンドが食べてしまう魔法のお菓子は、ターキッシュ・デライト。とカタカナで書かれてもわからんわな。Turkish Delight、トルコ由来のデザートだ。

 写真を見る限りでは、ゼリーに砂糖をまぶしたような……?あんまり食欲をそそらないが。

 これが日本語訳だと「プリン」になってるのは、子どもたちに想像しやすいように、という配慮らしい。なんかこう、みんな大好きな甘いお菓子ってことなんだろう。翻訳って、文化の違いを表現するのを迫られるわけで、頭の回転がよくないとできない仕事だよなあ。

 ほかにも『クマのプーさん』『秘密の花園』などなど、児童文学の名作の世界観(お菓子観)が並ぶ。うー、やっぱり楽しい。レシピだけでなく、その背景まで載っているところがなんとも。一冊1800円、いい買い物だった。