メルシーベビーの日常ブログ

美容、音楽、趣味のブログ。生きやすくなるヒントも書いていきます。

歌舞伎がもっと和風なら。

 歌舞伎の照明を変えてほしい。洋風の光では明る過ぎるのだ。もっと、和紙を透かしたような柔らかい灯り、幻想的な光の中で歌舞伎を見てみたい。

 江戸時代には、あんなに明るい照明というのはできなかったわけで、だからこそ、影絵の人に色がついて、それが動くような雰囲気を味わえたのだろう。歌舞伎役者を描いた浮世絵は、輪郭線をはっきり取った二次元的な絵だけど、それくらい平面的に見えたんじゃないか。あんまりに照らし過ぎると、舞台の上の役者のことが、隅々まで綺麗に見えて、それはむしろ幻想感を奪い去ったんじゃないか。

 もちろん、いきなり照明が薄暗く和風になったら、観客から苦情は来るだろう。

「舞台が全然見えないじゃないか!弁当を食べようにも手元が暗くて仕方がない!」って。でも(実際はどうだったか知らないけど)江戸の人々はそんな感じだったと思って乗り切ってほしい。

 仮に玉三郎が、ぼうっとした灯りの中に「鷺娘」の衣装を着て立ったら、それだけで陶酔モノの非現実感だよね。和紙を透かすような「薄暗く幻想的な照明」、あってもいいと思うな~。