メルシーベビーの日常ブログ

美容、音楽、趣味のブログ。生きやすくなるヒントも書いていきます。

読書報告。西村佳哲『自分の仕事をつくる』

働き方を問い直す、という理念による本。

帯には「この世界は一人一人の「小さな仕事」でできている――」のコピーがあるけど、改めて、そうなんだよなあと思わされる一文です。

個人的なまとめを作ってみた。

●「こんなもんでいいか」という姿勢で作られた商品やサービスは、そこに介在する人や使用する人間を徐々に疲弊させていく。

●そもそも人間は「あなたは大切で価値ある存在だ」というメッセージを求めて生きている。そのメッセージの不足が精神的荒廃につながっている。

●差別化が図れている企業の中で、圧倒的な技術で他者を圧倒しているケースは例外的である。多くは、日常的な小さな工夫と配慮、献身を積み重ねて業績を上げている。

●自分を疎外しない働き方を見出す社会が求められている。そして、日々の働き方は自分で選択することが可能である。

以上、独断と偏見による雑なまとめ。

「仕事って、本当はよいものだったはず」「人は本来、価値あるもののために自分の力の提供したい生きものだ」という性善説に支えられている内容だった。

「やりがい搾取」なんて言葉が聞かれる労働現場では、そんなものはあくまで綺麗事だ。それはわかる。でも、価値のある仕事って何なのか、問い直す姿勢は必要なんじゃないか。

価値ある仕事だからと低賃金での労働を強いることは許されないけど、仕事が常に誰かの役に立つためにある、という根本は、握って離さないでおくべき事実だと思うのだ。

そうは言っても、自分の仕事に関わる人々に、そんな美しい心持ちで関われるかって言われると、それはちょっと別だ。仕事タルいなって思う時あるし。

とりあえずは、時代の波に乗ったよい本だったということで、報告。