メルシーベビーの日常ブログ

結婚相談所の語学オタク 

『ベロニカは死ぬことにした』やっと読んだ

『ベロニカは死ぬことにした』……何もかも満たされているはずの女性が自殺を図り、あと数日の命だと宣告される話。パウロ・コエーリョの著作で、けっこう有名です。

私がこの本を初めて見たのはヴィレッジヴァンガードだったけど、そのときは全然手に取る気になれなくて。10代の頃の話です。パラパラっと眺めてそこで終わっていた。

今やっと読んだけど、生きることに閉塞感かかえてる人は読んでみたらどうかな……

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大人にこそ響く一冊だと思う。いま振り返ってみて思うけど、10代でこの本を読んでも良さはわからなかったんじゃないか。日常を逃れていっそ狂ってしまえたらいいのに、と思ったら読みたい本でもある。責任逃れのために「私はメンタルが弱いので、普通の人レベルのことを求めないでくださいぃぃ」って弱者ポジションを取る人がいるけど、そういう人のために以下の引用を捧げますね。

そりゃ、他の長いこと忘れていた問題に苦しむことになるわ。未払いの請求書、近所の人たちとのトラブル、わたしを理解できない人たちの皮肉っぽい目、孤独、わたしを咎める子供たちとか。でも、その全てが人生の一部だと思うの。

うん、狂ったふりに伴う代償は、つまり自分の人生を生きられないっていうことなんだよね。「その全てが人生の一部」なんです、きっと。精神障害を装ったりしていると、本当はどうしたかったのか、見えなくなるよ――『ベロニカは死ぬことにした』から受け取ったメッセージのひとつはそれかな。